養育費と債務名義




男と女の慰謝料の



養育費と債務名義

スポンサードリンク
男と女の慰謝料のいろは離婚と子供>養育費と債務名義

最初にこちらのページにこられた方はトップページからどうぞ。

養育費と債務名義

離婚の話し合いで、養育費の支払の合意をし、そのことを合意書や協議書などの書面にしたとしても、将来養育費の支払がなされなくなった場合には、家庭裁判所から支払の督促をしてもらったり、国家権力により強制的に取り立てる強制執行手続の申立をすることはできません

養育費を裁判所によって強制的に支払ってもらうようにする手続きとしての強制執行は、その前提となる養育費の支払義務の存在が裁判所などによって公に確認された書面が必要となります。

このような強制執行によって実現されることが予定されている、金銭などの支払請求権の存在や範囲、当事者を記載した書面を債務名義といいます。

債務名義となるものには、判決、家庭裁判所の調停調書又は審判書、将来強制執行されることを認める内容の記載がある公正証書などがあります。



養育費について当事者間の協議で取り決めしたにすぎない場合に、支払がなされなくなったときは、家庭裁判所に養育費の支払を求める調停を申し立てる必要があります。

また、協議で取り決めた場合、公証役場に行って、合意書や協議書に記載された内容と同じ内容を公正証書にし、その中で将来履行がなされなくなったときには強制執行されても異議のないことを記載した執行受諾文言を入れておけば、この公正証書によって強制執行することができます。

養育費の強制執行については、通常の債権の強制執行の場合より債権者に有利な定めがあります。

養育費の支払について、債務名義として調停調書や公正証書を作成するときには、将来の強制執行を円滑に進めるために、その金銭の支払が養育費としてなされるものであることを明確にしておきます。

慰謝料などの無料法律相談はこちらから

Amazonで慰謝料について調べる
カテゴリ
サイト内検索
法律上の親子関係
親権者の親権とは
子供の監護者とは
離婚の家事調停とは
離婚の家事調停の流れ
離婚の家事審判とは
家事審判の不服申立と履行の確保
別居中の子の引渡し
緊急時の子の引渡し請求
子を連れ去った夫が刑事罰
家庭裁判所の子の引渡しの判断
子の引渡しの履行勧告と強制執行
子の引渡しの直接強制
別居中の面接交渉権
面接交渉の調停と審判
面接交渉の制限
面接交渉の拒否
面接交渉の方法
面接交渉を拒否した場合
面接交渉の間接強制の申立
子供と離婚手続の流れ
子供と離婚訴訟
離婚後の子供の名字と戸籍
親権者の決め方
親権者決定の裁判所の判断
父が親権者となる事例
子供の養育費
養育費の算定
養育費の算定の注意点
養育費の支払方法
成年の子供の養育費
養育費と債務名義
養育費の履行勧告と履行命令
養育費の強制執行
養育費の間接強制
養育費の金額の変更
児童扶養手当とは
児童手当の支給額
父子家庭の児童扶養手当
生活保護等の離婚の養育支援
面接交渉の拒否理由
面接交渉を制限したい場合
面接交渉の全面的制限の判例
面接交渉の一部制限の判例
面接交渉の強制執行
面接交渉拒否の慰謝料請求
子供の親権者と監護者の変更
親権者と監護者変更の判断基準
子供の連れ去りの引渡し請求
人身保護請求の手続き
親権者が死亡した場合の親権
親権者死亡での親権者変更申立
離婚の祖父母の子供の監護
免責事項
当サイトの情報を利用してトラブル等が発生しましても、管理人は一切責任を負うものではありませんのでよろしくお願いいたします。
Copyright (C)男と女の慰謝料のいろはAll Rights Reserved