退職金制度を設ける
従業員を雇ったら、給与以外に退職金制度を設けることができますが、これは法的に義務付けられているものではありません。
ただ、従業員のモチベーションアップや、会社の利益調整に活用できる場合もあります。
中小企業で導入されている退職金制度は、大きく分けてポイント制と基本給連動型です。
@ポイント型
勤続年数や年齢、資格等級、人事評価点などでポイントを定め、そのポイント単価をかけて、退職金を算出する方法です。
退職金=(勤続ポイント+資格ポイント)×ポイント単価(例 10,000円)
勤続ポイント |
勤続年数 |
1年当りのポイント |
1年未満 |
0 |
1年以上6年未満 |
5 |
6年以上11年未満 |
8 |
11年以上16年未満 |
10 |
16年以上21年未満 |
14 |
21年以上31年未満 |
10 |
31年以上 |
5 |
1年勤続ごとにポイントを付与し、毎年のポイントを累積していき、ピークは勤続16〜20年で、その後はポイントが減少する仕組みです。
資格ポイント |
1等級 |
4 |
2等級 |
5 |
3等級 |
6 |
4等級 |
8 |
5等級 |
10 |
6等級 |
12 |
7等級 |
14 |
8等級 |
16 |
9等級 |
18 |
10等級 |
20 |
人事制度上の資格等級を退職金に活用し、等級が上がるごとにポイントも上がっていきます。
A基本給連動型
退職金の算定基礎に退職時の基本給を使い、退職金の金額を決定するもので、退職金の計算基礎を退職時基本給として、それに勤続年数に応じた一定の係数(支給率)をかけて求めます。
支給率は自己都合か会社都合かという退職事由で異なります。
退職金=退職時基本給×係数(支給率)
勤続年数(年) |
退職事由別支給率 |
会社都合 |
自己都合 |
1 |
1、1 |
0 |
2 |
1、8 |
0 |
3 |
2、7 |
0 |
4 |
3、6 |
2、3 |
5 |
4、5 |
3 |
6 |
5、6 |
3、8 |
7 |
6、7 |
4、6 |
8 |
7、8 |
5、4 |
9 |
8、9 |
6、2 |
10 |
10 |
7、2 |
〜 |
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