消費税の支払が発生するとき
2期前である前々年度の売上高が1,000万円以下の事業者であれば、通常、消費税の支払は発生しません、これを免税事業者といいます。
2期前の売上高が1,000万円を越える事業者は、消費税を支払う義務があり、これを課税事業者といいます。
消費税の支払は、2期前の売上高が1,000万円を越えるかどうかが判断基準になるのです。
新設法人は2期前がないので、1期目と2期目は、売上高に関係なく、消費税の支払は発生しません。
資本金の額によっても、課税事業者と免税事業者に分けられ、1,000万円以上の資本金で設立した会社は課税事業者となり、1期目から消費税の納税義務が生じます。
資本金700万円の株式会社が期中に資本金を1,000万円に増資した場合、増資した期の納税義務はありませんが、増資した翌期は事業年度開始日の資本金が1,000万円なので課税事業者になります。
<設立したばかりの会社で資本金1,000万円未満>
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1期目 |
2期目 |
3期目 |
4期目 |
5期目 |
売上高 |
500万円 |
2,000万円 |
800万円 |
900万円 |
1,500万円 |
課税の有無 |
課税義務なし |
課税義務なし |
非課税 |
課税 |
非課税 |
<設立したばかりの会社で資本金1,000万円以上>
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1期目 |
2期目 |
3期目 |
4期目 |
5期目 |
売上高 |
500万円 |
2,000万円 |
800万円 |
900万円 |
1,500万円 |
課税の有無 |
課税 |
課税 |
非課税 |
課税 |
非課税 |
<既存の会社で資本金1,000万円未満>
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1期目 |
2期目 |
3期目 |
4期目 |
5期目 |
売上高 |
500万円 |
2,000万円 |
800万円 |
900万円 |
1,500万円 |
課税の有無 |
非課税 |
非課税 |
非課税 |
課税 |
非課税 |
<既存の会社で資本金700万円で、3期の途中で資本金を1,000万円に増資>
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3期目 |
4期目 |
5期目 |
6期目 |
7期目 |
売上高 |
500万円 |
2,000万円 |
800万円 |
900万円 |
1,500万円 |
課税の有無 |
非課税 |
非課税 |
非課税 |
課税 |
非課税 |
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