資本金額で税率が変わる
資本金は会社を経営するために重要な資金ですから、会社の信用度に関わってきます。
事業内容にもよりますが、1円の資金では何もできるわけがありませんから、ある程度の金額は用意しておくべきです。
また、許認可事業を行なう予定がある場合には、資本金が許認可の要件になっている場合がありますから、注意が必要です。
許認可事業 |
資本金要件 |
建設業 |
500万円〜2,000万円 |
労働者派遣業 |
1,000万円 |
有料職業紹介事業 |
500万円 |
貨物運送業 |
開業に必要な資金の50% |
旅客運送事業 |
開業に必要な資金の50% |
旅行業 |
300万円〜3,000万円 |
貸金業 |
純資産5,000万円 |
金融商品取引業 |
1,000万円〜5,000万円 |
また、資本金の金額によって税金の額が変わってきます。
<資本金額による影響>
資本金の額 |
法人税率 |
事業税率
(所得400万円
東京都の場合) |
交際費 |
特別償却の適用 |
1億円超
10億円以下 |
30% |
5、25% |
全額損金不算入 |
× |
1,000万円超
1億円以下 |
800万円まで18%
800万円超30% |
600万円の90%まで |
○ |
1,000万円以下 |
5% |
<地方税均等割税額>
資本金の額 |
従業員数 |
市町村民税 |
道府県民税 |
合計 |
1億円超
10億円以下 |
50人超 |
40万円 |
13万円 |
53万円 |
50人以下 |
16万円 |
29万円 |
1,000万円超
1億円以下 |
50人超 |
15万円 |
5万円 |
20万円 |
50人以下 |
13万円 |
18万円 |
1,000万円以下 |
50人超 |
12万円 |
2万円 |
14万円 |
50人以下 |
5万円 |
7万円 |
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