発起人が会社を設立

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発起人が会社を設立

会社設立の中で「発起人」「設立時取締役」「取締役」「株主」「監査役」などの呼び名の人が出てきますが、その人たちが、あるときは「発起人」またはあるときから「設立時取締役」や「取締役」になることがあります。

何かを始めようとすることを「発起する」といい、「何かをはじめる人」を発起人といいます。

会社についても同じで、会社を作ろうとする人が発起人となり、会社を設立した後は株主となります。

また、定款で取締役や代表取締役を決めないときは、「設立時取締役」「設立時代表取締役」「設立時監査役」を選任します。

小さい会社の場合、発起人が設立時取締役や設立時監査役になるのが一般的です。

設立時取締役は、設立時の取締役で、会設立後の取締役とイコールではなく、設立時代表取締役、設立時監査役も同じです。

設立時取締役は、次のように2つの仕事をします。

@出資者に現物出資(自動車や土地)をする発起人がいる場合、その出資が正しく行なわれたか調査する。

A代表取締役を選任する(ただし、定款で定めていない取締役会設置会社の場合)。



設立時取締役がそのまま取締役となるのが一般的ですが、稀に取締役にならない人もいます。

また、発起人の中には、取締役などの役員にならない人がいます。

会社を設立しようとする人物の人柄や事業計画を理解し出資をしようと思う人や、ビジネスアイデアはあるが他の会社を経営していて自分が役員になることができない人などです。

そんな人たちは、会社設立後、取締役に最適な人に経営を任せ、株主として会社の経営に関わっていきます。

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