株式会社の機関設計とは
目的を達成するための組織を「機関」といい、会社の機関は、株主総会、取締役、取締役会、監査役の4つです。
これら4つをどのように組み合わせるかを「機関設計」といい、会社の機関を組み合わせると30種類以上にもなります。
非公開会社(株式譲渡制限会社)は、取締役が最低1名から設立でき、取締役会の設置は任意です。
役員の任期も最高10年間まで延長できます。
監査役の設置・任期については、取締役と同じです。
代表取締役は、会社を設立する時に定款などで設置し、以後は取締役の互選(取締役会等)で決定します。
株式の譲渡などの重要事項は株主総会等で決定します。
公開会社は、取締役の員数は3名以上で、必ず取締役会・監査役を設置します。
取締役の任期は2年、監査役の任期は4年で、代表取締役は取締役会で選任します。
役員の選任、定款の変更などは株主総会で決議し、その他は取締役会で決定します。
会社を設立する時は発起人が主役ですが、設立後は株主が主役になり、株主総会はその株主によって構成される会社の最高意思決定機関です。
株主総会では、定款の変更、取締役や監査役の選任・解任、役員報酬額の決定、増資による資本金の変更、会社の合併・分割・清算などの重要な事項を決議します。
株主総会で選任された取締役が会社を経営し、その執行状況を監査役が監査します。
株主総会には、年に一度開催する定時株主総会と随時行なう臨時株主総会があり、その開催は、取締役会などで決議して代表取締役が招集します。
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